代表ブログ

厳しさと優しさと

庭の水仙の花が咲きはじめました
薪運び、火起こしに終わりを告げる季節
いま4月からはじまる新人研修や講義の準備をしながら
何をめざし進めようか思いを巡らせています

心に残る感情を揺さぶるもの
楽しく「もっとがんばろう」と励みになるもの
周りの人たちと関わり楽しもうと思えるもの
何より意欲をもたらす取り組みが求められると

講師ハンドブックの本をめくると
「知識、スキル(技能)、態度」の3つの修得を
めざすものが望ましい… 頭ではわかりつつ
時間の中でどのように織り込んでいくか
教える側の意識と力がためされると感じます

期待と不安の入り混じる新入社員の人たち
世の中や周りの出来事を見つめるなか
身近な出会いから感じることがありました
最近 我が家の一員になった「柴犬」

ちょうど生まれて4ヶ月目
室内のせまいカゴの中だけの世界から
初めて自然や色んな動植物、人間の世界を見た子犬
しつけもルールも社会性も身につけていない彼に

辛抱づよくくり返し、ルールを覚えてもらう
ぶれのない態度と愛情をもって接し話しかける
知らない世界を見せ、生きる喜び楽しさを共に味わう
人間を好きになり、色んな出会いを楽しみ共存していく
広い世界を楽しむために「優しさと厳しさ」をもち育めたら

人間と動物 同じ生き物として重なる所があるのではと
いくつになっても考え学ぶ日々 それを楽しみたいです
4月 社会へのはじめの一歩になる新人の方たち
1年後 生き生きと働いている姿を思い描きながら取り組みます

 

散歩中カモシカに遭遇。目が合っても通り過ぎお気に入りの道へ

散歩中カモシカに遭遇。 目が合っても通り過ぎお気に入りの道へ

 

自然に育まれる

朝起きて外の気温計を見ると-8℃
倉庫へリンゴを取りに行くと、指先がヒリヒリする立春の朝

先日 長野市 信濃美術館 東山魁夷館を訪れました
東山氏は学生時代 木曽の御嶽山に登り
自然の厳しさに深く感動し
信濃路の自然を多く描くようになり、風景画家一筋の道へ
そして、「作品を育んでくれた故郷-長野県」に寄贈したそうです

どの作品も長野県の山や森林、湖や川の色が美しく
季節の移ろいとともに鮮やかに描かれ
緑や青の深さが心に残ります
白い馬が描かれた絵は 森の妖精が舞いおりているよう

何気なく見ている山や森、木のある風景を
毎日どれだけ感性をもって見ているのか…
とわが身を振り返りました

もっと五感を研ぎ澄まし自然を楽しめたら
鳥のさえずりや木や葉っぱの匂いを感じられたらと
長野県麻績村で 植物から色を染める「草木染」に挑戦しました

冬も青々としていることから名前の付いた植物「冬青(そよご)」
葉を煮だしてみると鮮やかな赤色になり
我が家の白いのれんが優しい茜色に染まりました

桜や藍、胡桃の葉で染められた四季を感じるくつ下
あたたかい色合いに愛着を感じます
昔 人々は自然とともに暮らしていたと実感
以前「草木染」は高尚で芸術家がするものと

環境が変わると自分も変わると思いました
「人生百年」と言われる時代
節目ごとにキャリアチェンジを叫ばれるこの頃
情報や他者からむりやり変化を強いられるのではなく
誰もが「自然」に育まれ 穏やかに変わっていけたら

冬青(そよご)で染めた暖簾。青い葉っぱが温かみある色合いになりました

冬青で染めた暖簾 青葉から温かみある色合いに

 

出会いを通して

新年早々 こちらでは雪が降りました
北アルプスの冠雪がまぶしく鮮やかに見えます
真っ白な雪道にはキツネやカモシカの足あとがつづきます

今年はどんな年にしたいですか
何を目標にしますか
…誰もが願いを込めて書きだす新しい年の始まり

昨年出来なかったこと
新しく挑戦したいこと
楽しみを増やすために…
人生をさらに充実させるために…

ただ義務や責任感にのみとらわれての目標は
大事だけれどしんどいものになるのでは
その向こうにある 相手にもたらす喜びや安らかな気持
数値に表せないwillを大切にしたいと

時折 読み返す本のことばが 心に留まります
・・・・・・
専門家にならないようにしましょう
日々新たに、初心者の心がけがなくてはなりません
毎日出会う人々からどれほど多くのことを学んでいることでしょうか
けっして傲慢になってはなりません
バレンタイン・デ・スーザ著「その風のように生きる-旅ゆくあなたへ」 女子パウロ会
・・・・・・

いま携わっている教育機関の次期プロジェクトでは
コミュニケーション・対人関係の能力の向上が重要な柱の一つになります
担当する講義の中で出来ることを
初心者の気持で模索していきます

昨年の最終講義で心に残る感想がありました
NHK BSで放映された「駅ピアノ-ユトレヒト編」を鑑賞しました
ピアノを通してさまざまな年代・国の人たちがつながり
自分の思いや願いを表現する、共に奏で気持を一つにする
…そこから何かを感じとってほしいと

一人の女子学生が語ってくれました
子どもの頃からピアノを習い弾いてきたが、誰かを想い弾くことは今までなかった
これから誰かのことを想い弾けるようになりたいと

出会いを通して学ぶ年に

足あとからどんな生き物が歩いたのか想像しつつ...

 足跡からどんな生き物が雪道を歩いたのか  ワクワク想像しつつ

自分の物語を紡ぐ

北アルプスの山頂に真っ白な雪がおおう季節になりました
凍りついた坂道 滑らないようそろりと運転するこの頃です

新人看護師一年目の方のキャリア研修を行いました
リフレクション-この一年を振り返りました

初めての経験 仕事を通して身につけたこと
慣れないことでつらいと思ったこと
うまく行かずやめたいと思ったこと
組織の一員として働くことや
命をあずかることの責任感

初めて人に感謝され、うれしかったこと
しごとのやりがいを少し感じたこと
サポートしてくれる周りの人たちや
あたたかく見守ってくれる家族への感謝

自分の物語をいきいきした表情で語る姿
とてもうれしく、語り合い・思いを共有する
大切さを想いました

物語ることを提唱したサビカスは
「人生に意味と目的を与えるためナラティブが必要」
と述べています

ただただ忙しく大変だと思っていた一年間
仲間に語ることを通して
そして ひとり一人の物語を聴きながら
成長への物語を紡いでいたと
見出してくれたら

県内から集まってくれた大勢の中に
かつての教え子の姿を見つけられたことも
うれしい発見でした 本当によく頑張りましたね

働くとは生きるとは自分の物語をつくること
新しい年 Willを叶える物語を
気持新たに紡いでくれますように

ワールドカップ・スピードスケート大会へ 27カ国の選手たち

ワールドカップ・スピードスケート大会へ   27カ国の選手たち 速く力強く凛々しく

一年次とキャリア

紅葉の鮮やかな季節になりました
先週、今週と初年次大学生にキャリア講義を行いました

キャリアについて初めて学ぶ女子学生
「受講前は難しそうな授業と思っていたが、そうじゃなかった」
の感想を聞くと、毎年行っていてもホッとうれしくなります

キャリア研究者D.スーパーの言葉
「自分の役割を果たすなかで、自分らしさを発揮する」
を今回出会った学生たちに贈りたいと思いました

はじまったばかりの学生生活
周りに流されず、自分の力を信じてやりたいことを
前向きに叶えてくれたらと

うれしい出会いがありました
授業のアシスタントをしてくれた大学院生は
かつての教え子で、一年生の時の姿をよく覚えています
素敵な女性(ひと)に成長してくれていました

今年の一年生 キラリと光る自己紹介が沢山ありました
成長した彼女たちに再会できる日が楽しみです

辰野の紅葉に包まれて秋を味わいました

  辰野の紅葉に包まれて秋を味わいました

ふたたび働く

台風一過 朝の涼しさが爽やかに感じる季節になりました
9月は毎年させていただいている再就職の講習を行います

専門職として働いてきた方も、一旦職場を離れると
ふたたび職に就くことに不安を感じ二の足を踏んでしまう…
最初 参加者の皆さんの緊張がひしひしと伝わります

そんな気持ちをくみ取りサポートすること
ご自分を見つめ直し、未来に向けての一歩を歩む
勇気と覚悟をもってもらう…それが私の役割かと

これまで働いてきた人は、誰もが「自分の物語」をもっています
・その仕事につくまでに努力したこと
・仕事についてからの苦労や喜び、出会い
・仕事を離れる理由
・ふたたび働こうと考えた想い
・これからの仕事に対する願い…

過去・現在・未来へと「自分の物語」を語ることで
自分の可能性と力に気づいてもらう
強さとしなやかさがもたらされるよう取り組みます

木曽漆器市でそろえ日々使っているもの、木の手触りが心地よく

木曽漆器市で手に入れつかっています     木の手触りが心地よく

人生のキルト

セミの声が山に響きわたる太陽の季節
大学時代の友人が信州の家に遊びに来てくれました
出会いの頃は独身 将来に胸をときめかせていた私たち…
社会にでてからの長い年月 それぞれ一所懸命生きてきたのだなと実感

話していると、学生時代からずっと好きだったことを
コツコツつづけていると知り、ステキだなと思いました
自身の人生に「好きなこと」をキルトの一片のようにつむぐ…

米国の女性キャリア研究者 サニー・ハンセン氏の
キャリア論の象徴は「キルト」 彼女のことばを思い出しました
「部分だけ切り取って考えても、全体の一部を表さない。
織り上げられた全体を見て、はじめて部分がわかる」

労働の対価を得る仕事だけでなく、家族の中で分担するしごと
地域での活動やつながり、スポーツや音楽など好きなことも
大切な一片(ピース)になるかと

友人は好きな英語を通して、子どもや来日する外国人とつながり
自立や自身の存在価値、やりがいも見出しているように思えました

私自身はいま ヨガ、俳句、地元の野菜での料理づくり、庭の手入れ
木や森を見ること、講師の仕事、家族や友人とのつながり…どれも大切なピース
いまの私を支えている、と思い出させてくれる機会になりました

あなたの「人生のキルト」にどんなピースがありますか?
自分にとって大切なピースをあせらず紡(つむ)いでいきたいですね

 

キャリア研修でお世話になったスタッフの方たちから贈られた思い出深いブーケ 

長年のキャリア研修でお世話になったお客さま から贈られたブーケ 思い出深いピースです

ふるさとを詠む

長い梅雨もようやく過ぎる気配
今月から俳句を習いはじめました
自然豊かな信州での日々を詠んでいけたらと

初参加の季題は「天の川」
七夕、銀河、織姫と彦星の伝説、星河、空、光の帯、宇宙…
イメージがどんどんふくらみます

作りながら色んなことが思い出され
ようやく次の句を提出しました
「ふるさとは 宝石の粒 天の川」

その頃叔母が天国へ召され 子どもの時の思い出とともに
家族や親せきの人たちの懐かしい顔が次々に浮かび
それを表現したくなったもの

うまく表現し切れなかったけれど、この句への批評の折 先生が
「年を取るほど故郷が懐かしくなるものです」と添えて下さった
言葉がとてもあたたかく感じられ、うれしく思いました

信州での暮らしの折々に感じたことを詠み
小さな宝物を天の川のようにつないでいきたいです

 

山々を見渡せるぶどう畑 美味しいワインになりますように 

山々を見渡すぶどう畑            美味しいワインになりますように