人生のキルト

セミの声が山に響きわたる太陽の季節
大学時代の友人が信州の家に遊びに来てくれました
出会いの頃は独身 将来に胸をときめかせていた私たち…
社会にでてからの長い年月 それぞれ一所懸命生きてきたのだなと実感

話していると、学生時代からずっと好きだったことを
コツコツつづけていると知り、ステキだなと思いました
自身の人生に「好きなこと」をキルトの一片のようにつむぐ…

米国の女性キャリア研究者 サニー・ハンセン氏の
キャリア論の象徴は「キルト」 彼女のことばを思い出しました
「部分だけ切り取って考えても、全体の一部を表さない。
織り上げられた全体を見て、はじめて部分がわかる」

労働の対価を得る仕事だけでなく、家族の中で分担するしごと
地域での活動やつながり、スポーツや音楽など好きなことも
大切な一片(ピース)になるかと

友人は好きな英語を通して、子どもや来日する外国人とつながり
自立や自身の存在価値、やりがいも見出しているように思えました

私自身はいま ヨガ、俳句、地元の野菜での料理づくり、庭の手入れ
木や森を見ること、講師の仕事、家族や友人とのつながり…どれも大切なピース
いまの私を支えている、と思い出させてくれる機会になりました

あなたの「人生のキルト」にどんなピースがありますか?
自分にとって大切なピースをあせらず紡(つむ)いでいきたいですね

 

キャリア研修でお世話になったスタッフの方たちから贈られた思い出深いブーケ 

長年のキャリア研修でお世話になったお客さま から贈られたブーケ 思い出深いピースです