映画「裸足の季節」を観て

先週、打合せの合間に映画『裸足の季節』を観に行きました
映像がとても美しい映画でした

舞台はトルコに住む、両親を事故でなくした5人姉妹がある日
古い慣習と封建的な思想のもと一切の外出を禁じられ
一人また一人と祖母が決めた相手と結婚させられていく…
それに対し、末っ子のラーレが自由を取り戻すために密かに計画をたてる…

5人姉妹が海辺で仲間と遊ぶ場面は青春時代にしか味わえない輝きを感じました
一方、次々に自由が奪われる中で次第に無表情・無気力になっていく姿に
女性が生き方を自分で決められない国が世界にはまだ少なくないと気づかされました

小さな主人公ラーレがステキです!
自分の気持に正直で、姉たちのようにあきらめるのではなく
「与えられる未来」を拒絶し、自分の力で道を切り拓こうとする強い意思に

映画はトルコ人の女性監督が自らの体験や見聞をもとに脚本から書いたもの
主人公のラーレを、「私が夢見たすべてを凝縮した存在」の言葉が心に残ります
13歳のラーレが青春とは、女性が自分の人生を生きるとは…
困難の中にも未来への希望を感じる作品です

ぜひ多くの人たちに見て頂けましたら…

京都シネマで9/16まで上映中 http://www.kyotocinema.jp/detail.php?mcd=160812