キャリア研修をつとめました

山の辺に秋桜の花を見かける季節になりました
看護職実習指導者講習会で「キャリア-転機」をテーマに講師をつとめさせて頂きました

実習の看護学生を受け入れる病院の実習指導者としての資質を身につけるため
心理や評価、指導のし方など専門知識や技能を綿密なプログラムが組まれています

N・シュロスバーグ博士の提唱した転機(トランジション)の理論を中心に講義と演習を行いました
「出来事そのものよりも、出来事をその人がどう受けとめるのかが重要だ」
このことばをキーワードにしました

実習指導者の役割はさまざまな看護学生に対して、指導育成を求められるため
技能や知識だけでなく、責任も忍耐力も必要になります
期待と不安が入り交じるなか、「与えられた役割をどう受けとめるのか」を
ステップをもとに考えていただきました

研修後、受講者からいただいたことばです:
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上司にすすめられ参加したものの、経験の浅い自分がつとまるのか半信半疑でした
今日の話を聴いて、「経験年数や周りを気にするよりも、自分がどううけとめるかだと本当に思いました」

ペアでの語り合いで、自分の不安な気持を吐露できてすっきりしました
相手から自分では気づけない、私の強みやいいところを言ってもらいうれしかった
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語り合いでは、相手に共感し理解しようとする姿勢がすばらしいと感じました
きっと同じ立場としてわかりあえることが沢山あるのでしょう

実習指導者の役割を受けとめ、学んだ知識や技能を発揮することが
きっと受講者皆さんの新たな成長につながると信じます

研修を支援して下さった多くの関係者の皆さまに御礼申し上げます

 

山辺の道に咲く秋桜たち

山辺の道に咲く秋桜