代表ブログ

60歳からのヨガ

塩尻市東部センター主催の「朝の深呼吸ヨガ」連続講座が終わりました
男性を含め60代 70代で初めてヨガを体験する方がいらっしゃいました
鼻呼吸、慣れないヨガのポーズに初日は「きつい、えらいわ~」の声

ですが 回数を重ねるごとに少しずつ身体が慣れてきて
他の参加者とも仲良くなり、笑い声も聞こえ
最終日には 「子どものポーズ、気持ちいいわ」
「身体を捻じるってスッキリしますね!」の言葉と笑顔

うれしかったです
ヨガは毎日少しずつ身体を動かすのですが
その少しずつがなかなか… 時折 気づいた時に
身体の声を聴き 気持よく伸ばしてくれたらと願います

熱心に取り組む 皆さんの表情や身体の動きを見ながら
次回はこのポーズ、こんな説明を取り入れよう…などと
私の方が教えられることが沢山ありました

これからもヨガを続けたいの声に
いくつになっても、自分のペースで出来ること
呼吸や瞑想を通して心にも健やかさをもたらすこと
むずかしくないのですよ..と静かに伝えていけたらと思います

毎回サポートして下さったセンタースタッフの皆さん
参加して下さった皆さん 出会いに感謝します
ありがとうございました

頂いたXmasのリースにハチも喜び

 12月の贈り物:頂いたXmasリースにハチ喜び

母の記念日

ピンク色の秋桜を野原に見かける爽やかな季節
久しぶりに母の命日にお墓を訪れました
年齢を重ねるごとに向き合う気持ちに変化があります

子どもの頃 リュウマチを患い寝床に居る姿や
つらそうに家事をする姿、変形した手や足を見て
なぜこんなことに…と身体と心の痛みを想いました

でも言葉に出して痛みを語ることはなかった母
そんな中 小学生の頃 おしゃれな手作りの服や
沢山の手料理を作ってもらった記憶がいまも残ります

私も母の晩年に近い年になり
主婦としてのおわりのない家事のやりがいとやるせなさ
妻として父や親戚との関わりに喜怒哀楽していた年月
娘たちの成長に喜びと寂しさを感じていただろう母の心境

以前よりも深く 思いを馳せるようになりました
もっと生前に色んなことを語り合えたらとも
山々や広い空を見渡せる景色のなか
気持ち新たに歩める日になりました

「森の家」カウンセラー Sato

高ボッチ高原に登り秋の諏訪湖と富士山を望む

高ボッチ高原から眺める秋の諏訪湖と富士山

夏休みとカウンセリング

A君、夏休みも終わりましたが元気ですか?
元気に過ごしてくれていたらうれしいです
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暑かった夏も子どもにとっては自由に過ごせるうれしい期間
学校生活をはなれ、自分らしさを取りもどす時間だったでしょう
夏休みにカウンセリングルーム「森の家」訪れてくれた子どもたちと
こころの作業を行いました

その1 溜まっているものを吐き出す
学校で見せる自分では口にできない不安や心配、思いを語ることで
自分のこころと正直に向き合う作業をする

その2 自分の影と向き合う
ふだん出せない心の奥深くにあるものを見つめ、向き合う
自分の弱さやコンプレックス、これまで気づけなかったものも含め
嫌悪や妬み、怒りや憎しみ、悲しさなど自分の影の部分と向き合う

その3 生き生きした自由な子どもの心を回復する
1と2を出せるようになり、自分の影を受け入れるようになると
心が軽くなり、少しずつ生き生きした自由な子どもの心を
自分の中に見つけ取りもどせるようになってくる

誰もが同じようにすんなりと進むわけではないのですが
勇気をもって自身について語り、表現していくことで変化が生まれ
こころを治癒する作業が進んでいきます

セラピストとして共感的な態度や安心感のある存在であること
子どもが自らを育む力を信じて引き出すことが
大切だとクライアントと向き合うなかで感じます
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A君、学校生活は忙しいかな?  でも夏休みに体験したことや
昆虫展に行ったことや色んな出会いは いくつになっても心に残りますよ
その時感じた 生き生きした心を 大切に育てていってくれたら…
遠くから見守っています。 「森の家」カウンセラー Satoより

塩尻市立自然博物館「夏休み昆虫展」より

 塩尻市立自然博物館「夏休み昆虫展」より

「夏休み 昆虫展の ミニ博士」昆虫展に展示された浜田さん作品

 昆虫展に展示された浜田宗治さんの作品

先祖様と土と触れ合う夏

落葉や虫の声から秋の気配を感じる9月
どんぐりの実を拾いつつ散歩しながら
とても暑かった8月を振り返りました

今年のお盆はひとしお 命をつないでくれた先祖の人々を想いました
家族が手づくりの「瓜の馬」「茄子の牛」をつくり
ご先祖様を迎え入れるようしてくれた物語が心に沁みました

夏休みのカウンセリングを通して「何のために生きるのか」
「何のために勉強するのか、学校へ行くのか」
意味を見いだせずにいる若い人たちが少なくないと感じました

私の夏はお盆になると 母や祖父母、その兄弟たちが元気だった時の
顔が浮かび 子どもの頃 一緒に遊んだ懐かしい記憶がよみがえります
沢山の先祖さまが居て 命をつないでくれたからいまの自分があると 

「ひまわりや 空の彼方に 先祖さま」
雲ひとつない青空に向かって 一斉に咲く向日葵を見て詠みました
人とのあたたかい触れ合い 沢山の思い出をもつ大切さを想います

5月から庭に畑をつくり 野菜を少しずつ育てました
きゅうり、レタス、ミニトマト、オクラ、万願寺唐辛子、唐辛子、ブルーベリー
土を耕し水をやり 雑草を抜き 毎日実がなるかなと見守り
収穫に一喜一憂 土や草に触れることで自然の強さを感じました

鳥の声や草の匂い 野菜の手触り 色鮮やかなトマトをつまみ食い…
汗とともに本からは得られない肌で感じる感覚 生きている実感
生命や自然とのつながりを感じる夏を過ごしていきたい
あらためて想う夏でした
 

収穫したトマト 赤は食欲をそそります!

収穫したトマト 赤は食欲をそそります!

ご案内「森の家」開設

庭の紫陽花が咲きはじめました
カウンセリングをはじめてから今年で15年になります
最初の頃は行政を通して主に母子家庭のお母さんたちに
こんな若いお母さんたちが大変な思いをされている…
言葉にならない思いをもちながらカウンセリングをしました

その後約10年間 大学生・看護学生にキャリアや心理学授業と平行し
相談業務を担当しカウンセリングをはじめました
進路や就職、友人関係、大学生活、学業についてなど
学年ごとに内容も変化していき、悩みが成長の種になっている…と
若い人たちが悩みを抱え込まず、他者に語る大切さも感じました

大学病院で働いた経験から依頼を受け
医療機関で看護職・医療職の方たちに研修を行いながら
希望者にカウンセリングをはじめました
多忙な業務に任された役割へのプレッシャーや葛藤
仕事と家庭の両立、自身のキャリアへの模索など
働く女性の悩みや生き方・働き方を模索する姿に
共感しながら受けとめている私がいました

移り住んだ地でも何か出来たらと
カウンセリングの場「森の家」を開きました
HPを見たお母さんや若い方が訪れて下さりありがたく思っています
コロナ禍で孤独を感じている方、ご自分の人生を見つめ直したい方…
木々や小鳥の声を聴きながら心を穏やかにして
ご自身と向き合って頂ける場になればと願いを込めて

紫陽花の色が心を穏やかにしてくれます

6月に出会った紫の紫陽花 花言葉は「神秘」

俳句と人生の足あと

シジュウカラがハチの抜け毛の束をついばみ何度も巣箱へ
巣材にするのかな、子育てが始まるのかな…窓越しに想像をめぐらせる6月の朝

俳句をこっそりはじめてから20年近くになります
先日投稿した句が地元新聞に掲載され 子どものように喜ぶ私
最初は季語も何も知らず五七五にあてはめるだけ
独学で通勤の車中 日々の出来事をメモ帳に書き連ねていた京都での日々

長野県に来て慣れない土地で地域との接点を作りたいと
最初にはじめたのが俳句教室に通うことでした
毎月季題の句を三句詠み(作り)締切までに先生に提出
講座当日 先生や句仲間から批評をもらい…一喜一憂

俳句のイロハもなかなか理解できず いい評価も得られず落ち込む帰り道
「向いていないかも」 今度もだめだったらやめようか…など葛藤する二年間
でも今年「俳句は人生の足あとを残してくれる大切な存在」と思いを強くし
詠みつづけています:

自然や生き物から感じること
年月を経て感じる、故郷や家族への想い
戦争や今を生きる子どもたちへの想い
季節ごとに感じる日々の暮らしの大切さ

あっと言う間に過ぎていく日々や日常の喜怒哀楽を
忘れずに残していけたら
俳句を通して感じる日本語の美しさ、尊敬する先生
作句を通して励まし合える出会いがもてたこと
心を豊かにしてくれる信州の広大な自然にも
すべてに感謝します

青い空と豊かな水がウクライナにも戻りますように 諏訪湖にて

かつての青い空と豊かな水がウクライナの国に               戻りますように 諏訪湖から

共有する未来

庭のスイセンの花が咲きはじめました
4月入社の新入社員の方への講和、研修をぶじおえました
最初は緊張の面持ちでのスタートですが
少しほぐれる時間をもつと 笑顔にその人らしさを垣間見ます

担当した研修では自身の役割は何か 自分なりに考える
役割を遂行したら将来何につながるか 想像してみる
自身の考えをグループ仲間と共有し 共通点やテーマを見つける
発表を通して 感じたことを参加者全員に伝える
などして頂きました

配属される部門も仕事内容も異なる新人さんたち
書き上げてみると「めざすものは同じだった…つながった」との声

より良い組織 より良い職場・仲間になれるように
人々により良いサービスを提供できるように
仕事を通して能力的にも人間的にも成長する自分になるように

限られた時間のなか 無我夢中での作業だったかと
わたしも少しドキドキしながら見守ります
振り返りをすると反省点もあったけれど、それも学びに
新人の彼らにしか出来ない、将来思い出になる作品ができました

現実は厳しいかも知れないけれど
向き合う仕事に夢や理想の姿を描くことは誰にも大切と感じます
長いしごと人生 困難や挫折に遭遇しても
ちゃんと持ちつづければ、願う未来に近づけると信じます

 

黄色いスイセンと青い空 平和を祈ります

  黄色いスイセンと青い空 平和を祈ります

 

一つのポーズ一つの願い

福寿草がひと足早くほころび 春の訪れを告げています
2月 雪の残る日にスタートした塩尻市東部センターでの
ヨガ講座をおかげさまでぶじおえることが出来ました

参加者の中にはコロナ禍からか身体能力が低下した方もおられ
長かった外出自粛や制限の影響を感じました
回を重ねるごとに 出来なかった動きが出来るように!
そこで最終回 皆さんに各自ひとつのポーズの披露をお願いしました

「家に帰るとすっかり忘れ…」「しようと思いながらすぐ次回が来て…」
そんな声を耳にしたので提案した次第です
え~そんなことをするの?の声、声…
初めての試みでしたが 最終回ポーズをとる姿・ことばに感動しました

片足で立つ木のポーズ 苦手だけど鏡の前で何度も練習したよ♪
こんなに真剣に取り組んだのは初めて!人に見られると緊張する~
板のポーズに挑戦!お尻引き締めたいもの♪
片足立ちは得意だけど 踏み込むのは苦手なので戦士のポーズを!
毎晩家でしている逆転のポーズを! さすが足がよく伸びていました♪
台所で片足立ちの練習をしていたのだけど… 今日は月のポーズで!

きっと悩んだり迷ったりしながら ポーズを選びコツコツ練習されたかと
ふだんのレッスンでは見えない 一人ひとりの思いやがんばりが感じられ
うれしく本当によく励んで下さったと感謝します
春からもマイペースで気持ちよく身体を伸ばして下されば
季節を楽しみ深呼吸する朝を迎えましょう

 

古民家にて 季節の変化を感じながら

古民家でのレッスン  季節の変化を感じながら