森とNationalGeographic

落葉を踏みしめ歩く季節になりました
先日3日間の「伐倒(ばっとう)講習会」に参加しました(林業総合センター主催)
長野県の8割は森林です
森林は水をきれいにしたり、土砂災害を防ぐ役割を果たしています

木が増えすぎて働きを妨げないよう、間伐(かんばつ)作業が必要に..
我が家の周りにも手入れが届いていない森林があり
放置しておくと家に倒れ危険なため受講を決意
チェーンソーを使い、木を切る技術や安全の知識を学びました

男性と同じく防護服、防護靴を身につけ、数キロのチェーンソーを片手に
寒風の中 森で研修の半分を過ごし、お昼のパンも凍り…
最終日 高さ数十メートルの木を切る実践もあり 全員真剣そのもの

これまで環境の整った室内で受けてきた研修とは異なり、現場そのもの
最初はハードで正直 戸惑いました… が、地域の環境をより良いものにする
にはこんな取り組みや携わる人たちが居り、さらに求められていると感じました

研修を終えた翌日 創刊130年を迎える「ナショナルジオグラフィック」
日本版編集者の講演会に出席しました
自然、動物、冒険、民族、宇宙、戦争、難民などさまざまな歴史に残る写真を
撮りつづけ、世界中の人々の心を揺さぶる雑誌とその写真家たち

最後の編集者からの言葉が心に残りました
「何のためにナショナルジオグラフィックは存在しているのか
私たちは地球の環境をより良いものにするために
地球上に起こっている写真を撮り、世界の人々に問いかけています」

寒さに負けず、木を切ることも百年の視点で見ていけたら
目の前のことに追われず、すぐに答えを求めず
長い目でじっくり取り組んでいけたら
新しい年へのメッセージになる11月の体験と出会いでした

箕輪村の人たちが大切に育てた木々 見事な紅葉に

箕輪村の人たちが大切に育てた木 見事な紅葉に