漆器祭の出会い

久しぶりのブログです 皆さまにはお元気でしたか
コロナ禍でもマスクをしながら研修、講義を続けていましたが
表現する気持ちにふたがかぶさり…
ようやく伝えたいと思える朝を迎えました

キャリア研修を9月、10月と行いました
毎年定期的にさせて頂いていますが、キャリアを真剣に
考える受講者の方から私自身 たくさんの学びをもらっています
幾年くり返しても毎回新たな発見があり
受講者とともに新たなスタートを切る気持ちになります

今回 講師として意識したのは「心を伝える」こと
その大切さを感じる出会いがありました
長野県木曽での秋の漆器祭りに出かけました
コロナの影響か、以前は通りを人が埋め尽くしていた景色から
人影もまばらでお店に立つ人も少なく、ひっそりとした街並みに

そんな中 お店に入ってくるお客さん一人一人に声をかけ
お店奥にある工房へ案内し 様々な漆の器について
使っている木の種類、器の見分け方や使い方など
素人にもわかるよう丁寧に説明して下さるご主人がいました

旅館や神社仏閣から数百、数千枚の注文を受ける老舗にも関わらず
一見(いちげん)の私たちや一緒に居た20代と思しき若者に
漆の器について楽しそうに愛おしそうに語って下さるのです

帰り道「あのご主人から いつか毎日つかうお茶碗を買いたいね」が合い言葉に
お店に残った若者も大切にしたい漆器を見つけたかな、と思いを馳せました

大切な人生、大切な一人ひとりの生き方・働き方…
講師の役割はただキャリアについて説明、紹介するだけでなく
心に灯をともすことが大切としみじみ感じた出会いでした

 

赤そばの里 里を守る方と話ができあたたかい気持ちになった景色

赤そばの里 里を守る方と話ができ優しい気持に