俳句と人生の足あと

シジュウカラがハチの抜け毛の束をついばみ何度も巣箱へ
巣材にするのかな、子育てが始まるのかな…窓越しに想像をめぐらせる6月の朝

俳句をこっそりはじめてから20年近くになります
先日投稿した句が地元新聞に掲載され 子どものように喜ぶ私
最初は季語も何も知らず五七五にあてはめるだけ
独学で通勤の車中 日々の出来事をメモ帳に書き連ねていた京都での日々

長野県に来て慣れない土地で地域との接点を作りたいと
最初にはじめたのが俳句教室に通うことでした
毎月季題の句を三句詠み(作り)締切までに先生に提出
講座当日 先生や句仲間から批評をもらい…一喜一憂

俳句のイロハもなかなか理解できず いい評価も得られず落ち込む帰り道
「向いていないかも」 今度もだめだったらやめようか…など葛藤する二年間
でも今年「俳句は人生の足あとを残してくれる大切な存在」と思いを強くし
詠みつづけています:

自然や生き物から感じること
年月を経て感じる、故郷や家族への想い
戦争や今を生きる子どもたちへの想い
季節ごとに感じる日々の暮らしの大切さ

あっと言う間に過ぎていく日々や日常の喜怒哀楽を
忘れずに残していけたら
俳句を通して感じる日本語の美しさ、尊敬する先生
作句を通して励まし合える出会いがもてたこと
心を豊かにしてくれる信州の広大な自然にも
すべてに感謝します

青い空と豊かな水がウクライナにも戻りますように 諏訪湖にて

かつての青い空と豊かな水がウクライナの国に               戻りますように 諏訪湖から