彼女らしい人生

今年の冬は一段と寒く 心身ともに凍えそうな日々
でも新しい年になり うれしいことがありました
友人が文学賞を受賞したのです

彼女とは10年以上前 私が研修講師をつとめていた時
受講メンバーのひとりとして出会い
(メンバーとの雑談もあり和やかな研修でした)
名刺交換をきっかけに年賀状のやり取りが始まりました

その後 彼女から便りがとどきました
司法書士の資格を取り 関西から故郷にもどり
地元の役に立つ仕事をしたいと…
50代の新たなスタートに拍手を送りました

そして今年のお正月 発表された北日本新聞
第56回北日本文学賞に彼女の名前と
故郷の海を背景にした彼女の姿を見たのです

「小説を書いていたの?」とビックリしつつ尋ねると
最後は認知症になり 亡くなった漁師のお父さんから
「漁師だった俺のこと書いてや」と言われたとのこと
でもきっと以前から書くことへの想いがあったのではと…

「これからも静かに書き続けたい」彼女の言葉は
司法書士として地域のために働く姿
愛犬と近くの海辺を散歩する姿とは
また別の人のようだけれど 物語を紡ぐ姿も
すべて彼女らしさなのだと感じました

いくつになっても自分のやりたいことを叶える方法はある…
そのことを教えてもらった気がします
新たなスタート 心からおめでとう!
初夢初笑のごと 元旦に勇気と元気を頂きました
貴女らしく物語を紡いでいって下さい

冬の諏訪湖  寒くても一周をめざす

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