80代の私

朝 真っ白な雪道を散歩する日々
我が家に新聞を届けてくれる 新聞配達屋さんは
暗い中 雪がヒザまでつもる日も軽トラで毎朝5時に届けてくれます

関西にいる時はとくに気にも留めなかった新聞配達屋さん
いまはとても気になる存在です
それは80代の小柄なおじいさんだから
信州の冬は寒く 配達の範囲も広く 朝3時の出勤と思うから

山奥の我が家に来るまで 雪道で車が立ち往生していないか…
新聞配達員事故のニュースに、あのおじいさんでは…と気になったり
家の前で車の止まる音 ドンドンと階段を上り 去っていく足音に
今日も無事に来てくれた!とホッとしたり
雨にも雪にも負けず 働く人の存在に勇気をもらっている気がします

そして未来の自分は80代に何をしているのか 何をしていたいのか…
そんなことも考えさせられます
ヨガ教室に参加する生徒さんにも80代の方が増えてきました
筋力の低下にまさる好奇心・勇気・行動力が彼女たちにあると

「100年人生の生き方・働き方」の本では触れることの出来ない
Will(意思)を新聞配達屋さんやヨガ教室の生徒さんから感じます

大雪の朝 心配で外に立っていると 軽トラから降りてきた
毛糸の帽子をかぶったいつもの新聞配達屋さん
笑顔で「遅くなってごめんね!」と
2月の雪の朝を爽やかな気持で迎えました

雪に鼻を突っ込み飛び跳ねる犬との散歩

長靴で白い世界へ 深呼吸しながらの散歩