代表ブログ

ヨガ教室 信州にて

爽やかな風に秋の気配を感じる季節になりました
9月いま住んでいる地域で「はじめてのヨガ」教室講師をつとめました
ヨガに興味をもって下さる方がいらっしゃるか…と心配していましたが
「ヨガしたことがないけど興味あり!」「初めてでもOKなのでやってみたい!」
と30代から70代の方が遠方からも集まって下さいました

教室をおえ感想を拝見すると:
・マスクをつけてばかりいたので、久しぶりに深呼吸を味わいました
・身体を伸ばすって気持ちいいことだと感じました
・リラックスのポーズがとても心地よく、思わず寝そうになりました
・こんなに呼吸を意識してしたのは初めてです
…など呼吸や身体をゆっくり伸ばす心地よさを感じて頂けようでうれしく思いました

この秋から来年にかけて「朝の深呼吸ヨガ」教室を担当させて頂くことになりました
ヨガを通してご自分の心と身体を整える大切さや心地よさを感じて下されば

企画提案下さった担当者の方、準備して頂いたセンタースタッフ皆さんに感謝します
今日は満月 実りの秋 心も身体も豊かになりますよう祈ります

 

古民家でのヨガ練習風景

古民家でのヨガ練習風景

変化とともに

庭の白いムクゲの花が開きはじめました
長い梅雨からようやく夏らしい季節に!
この半年間 大きな変化がありました

Online-パソコンを通して-研修・授業をするようになりました
最初は知識がなく操作にとまどい
画面越しの相手に「手が届かないもどかしさ」を感じ
どうしたものかと頭を抱え…

ためしにこの1ヶ月 興味ある分野の勉強を
ほぼ毎日オンラインで受講してみました
色んな先生の話を画面越しに聴き
ノートを取りながら、ようやく思い至りました

伝える側から受ける側へ、届けたい想いがあれば
怖れることはないと
もちろん知識、スキルの修得、環境整備の努力は
欠かせないけれど

リンダ・グラットン博士著「LIFE SHIFT」の未来像が
現実になり自分の生活の一部にもなってきたと実感します
著書では、IT技術に振りまわされ孤独不安に陥る人間社会と
ITを活用し活躍の場を広げ、人と社会をよりよいものにする社会
「暗闇と光 -二つの世界」が描かれていたのを思い出しました

明るい世界をめざして励んでいきたい
直接会えずともつながりを感じて
今年の夏 願いを込めて

「木苺の粒一つずつ願ひあり」庭の木苺を詠む

「木苺の粒一つずつ願ひあり」庭の木苺を詠む

厳しさと優しさ

庭の水仙の花が咲きはじめました
薪運び、火起こしに終わりを告げる季節
いま4月からはじまる新人研修や講義の準備をしながら
何をめざし進めようか思いを巡らせています

心に残る感情を揺さぶるもの
楽しく「もっとがんばろう」と励みになるもの
周りの人たちと関わり楽しもうと思えるもの
何より意欲をもたらす取り組みが求められると

講師ハンドブックの本をめくると
「知識、スキル(技能)、態度」の3つの修得を
めざすものが望ましい… 頭ではわかりつつ
時間の中でどのように織り込んでいくか
教える側の意識と力がためされると感じます

期待と不安の入り混じる新入社員の人たち
世の中や周りの出来事を見つめるなか
身近な出会いから感じることがありました
最近 我が家の一員になった「柴犬」

ちょうど生まれて4ヶ月目
室内のせまいカゴの中だけの世界から
初めて自然や色んな動植物、人間の世界を見た子犬
しつけもルールも社会性も身につけていない彼に

辛抱づよくくり返し、ルールを覚えてもらう
ぶれのない態度と愛情をもって話しかける
知らない世界を見せ、生きる喜び楽しさを共に味わう
人間を好きになり、色んな出会いを共に楽しむ
広い世界を楽しむために「優しさと厳しさ」をもち育めたら

人間と動物 同じ生き物として重なる所がありますね
いくつになっても学ぶ日々です
4月 社会へのはじめの一歩になる新人の方たち
1年後 生き生きと働いている姿を思い描きながら

 

散歩中カモシカに遭遇。目が合っても通り過ぎお気に入りの道へ

散歩中カモシカに遭遇 そっとお気に入りの道へ

 

自然に育まれる

朝起きて外の気温計を見ると-8℃
倉庫へリンゴを取りに行くと、指先がヒリヒリする立春の朝

先日 長野市 信濃美術館 東山魁夷館を訪れました
東山氏は学生時代 木曽の御嶽山に登り
自然の厳しさに深く感動し
信濃路の自然を多く描くようになり、風景画家一筋の道へ
そして、「作品を育んでくれた故郷-長野県」に寄贈したそうです

どの作品も長野県の山や森林、湖や川の色が美しく
季節の移ろいとともに鮮やかに描かれ
緑や青の深さが心に残ります
白い馬が描かれた絵は 森の妖精が舞いおりているよう

何気なく見ている山や森、木のある風景を
毎日どれだけ感性をもって見ているのか…
とわが身を振り返りました

もっと五感を研ぎ澄まし自然を楽しめたら
鳥のさえずりや木や葉っぱの匂いを感じられたらと
長野県麻績村で 植物から色を染める「草木染」に挑戦しました

冬も青々としていることから名前の付いた植物「冬青(そよご)」
葉を煮だしてみると鮮やかな赤色になり
我が家の白いのれんが優しい茜色に染まりました

桜や藍、胡桃の葉で染められた四季を感じるくつ下
あたたかい色合いに愛着を感じます
昔 人々は自然とともに暮らしていたと実感
以前「草木染」は高尚で芸術家がするものと

環境が変わると自分も変わると思いました
「人生百年」と言われる時代
節目ごとにキャリアチェンジを叫ばれるこの頃
情報や他者からむりやり変化を強いられるのではなく
誰もが「自然」に育まれ 穏やかに変わっていけたら

冬青(そよご)で染めた暖簾。青い葉っぱが温かみある色合いになりました

冬青で染めた暖簾 青葉から温かみある色合いに

 

出会いを通して

新年早々 こちらでは雪が降りました
北アルプスの冠雪がまぶしく鮮やかに見えます
真っ白な雪道にはキツネやカモシカの足あとがつづきます

今年はどんな年にしたいですか
何を目標にしますか
…誰もが願いを込めて書きだす新しい年の始まり

昨年出来なかったこと
新しく挑戦したいこと
楽しみを増やすために…
人生をさらに充実させるために…

ただ義務や責任感にのみとらわれての目標は
大事だけれどしんどいものになるのでは
その向こうにある 相手にもたらす喜びや安らかな気持
数値に表せないwillを大切にしたいと

時折 読み返す本のことばが 心に留まります
・・・・・・
専門家にならないようにしましょう
日々新たに、初心者の心がけがなくてはなりません
毎日出会う人々からどれほど多くのことを学んでいることでしょうか
けっして傲慢になってはなりません
バレンタイン・デ・スーザ著「その風のように生きる-旅ゆくあなたへ」 女子パウロ会
・・・・・・

いま携わっている教育機関の次期プロジェクトでは
コミュニケーション・対人関係の能力の向上が重要な柱の一つになります
担当する講義の中で出来ることを
初心者の気持で模索していきます

昨年の最終講義で心に残る感想がありました
NHK BSで放映された「駅ピアノ-ユトレヒト編」を鑑賞しました
ピアノを通してさまざまな年代・国の人たちがつながり
自分の思いや願いを表現する、共に奏で気持を一つにする
…そこから何かを感じとってほしいと

一人の女子学生が語ってくれました
子どもの頃からピアノを習い弾いてきたが、誰かを想い弾くことは今までなかった
これから誰かのことを想い弾けるようになりたいと

出会いを通して学ぶ年に

足あとからどんな生き物が歩いたのか想像しつつ...

 足跡からどんな生き物が雪道を歩いたのか  ワクワク想像しつつ

自分の物語を紡ぐ

北アルプスの山頂に真っ白な雪がおおう季節になりました
凍りついた坂道 滑らないようそろりと運転するこの頃です

新人看護師一年目の方のキャリア研修を行いました
リフレクション-この一年を振り返りました

初めての経験 仕事を通して身につけたこと
慣れないことでつらいと思ったこと
うまく行かずやめたいと思ったこと
組織の一員として働くことや
命をあずかることの責任感

初めて人に感謝され、うれしかったこと
しごとのやりがいを少し感じたこと
サポートしてくれる周りの人たちや
あたたかく見守ってくれる家族への感謝

自分の物語をいきいきした表情で語る姿
とてもうれしく、語り合い・思いを共有する
大切さを想いました

物語ることを提唱したサビカスは
「人生に意味と目的を与えるためナラティブが必要」
と述べています

ただただ忙しく大変だと思っていた一年間
仲間に語ることを通して
そして ひとり一人の物語を聴きながら
成長への物語を紡いでいたと
見出してくれたら

県内から集まってくれた大勢の中に
かつての教え子の姿を見つけられたことも
うれしい発見でした 本当によく頑張りましたね

働くとは生きるとは自分の物語をつくること
新しい年 Willを叶える物語を
気持新たに紡いでくれますように

ワールドカップ・スピードスケート大会へ 27カ国の選手たち

ワールドカップ・スピードスケート大会へ   27カ国の選手たち 速く力強く凛々しく

一年次とキャリア

紅葉の鮮やかな季節になりました
先週、今週と初年次大学生にキャリア講義を行いました

キャリアについて初めて学ぶ女子学生
「受講前は難しそうな授業と思っていたが、そうじゃなかった」
の感想を聞くと、毎年行っていてもホッとうれしくなります

キャリア研究者D.スーパーの言葉
「自分の役割を果たすなかで、自分らしさを発揮する」
を今回出会った学生たちに贈りたいと思いました

はじまったばかりの学生生活
周りに流されず、自分の力を信じてやりたいことを
前向きに叶えてくれたらと

うれしい出会いがありました
授業のアシスタントをしてくれた大学院生は
かつての教え子で、一年生の時の姿をよく覚えています
素敵な女性(ひと)に成長してくれていました

今年の一年生 キラリと光る自己紹介が沢山ありました
成長した彼女たちに再会できる日が楽しみです

辰野の紅葉に包まれて秋を味わいました

  辰野の紅葉に包まれて秋を味わいました

ふたたび働く

台風一過 朝の涼しさが爽やかに感じる季節になりました
9月は毎年させていただいている再就職の講習を行います

専門職として働いてきた方も、一旦職場を離れると
ふたたび職に就くことに不安を感じ二の足を踏んでしまう…
最初 参加者の皆さんの緊張がひしひしと伝わります

そんな気持ちをくみ取りサポートすること
ご自分を見つめ直し、未来に向けての一歩を歩む
勇気と覚悟をもってもらう…それが私の役割かと

これまで働いてきた人は、誰もが「自分の物語」をもっています
・その仕事につくまでに努力したこと
・仕事についてからの苦労や喜び、出会い
・仕事を離れる理由
・ふたたび働こうと考えた想い
・これからの仕事に対する願い…

過去・現在・未来へと「自分の物語」を語ることで
自分の可能性と力に気づいてもらう
強さとしなやかさがもたらされるよう取り組みます

木曽漆器市でそろえ日々使っているもの、木の手触りが心地よく

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